漫画日記

湯船につかるだけ!カンタン防御力アップ、冷え改善【ヒートショックプロテイン(HSP)入浴法】

はじめに

新型コロナウィルスの流行がおさまらず、外出するのも気を使うこの頃。ウィルスや細菌に感染しにくい体を目指す、免疫アップ飲料やサプリも多く見かけるようになりました。そこで今回は、在宅でできる免疫アップ法を紹介したいと思います。

必要なもの

湯をはったお風呂(温度は下記で説明します)
保温用の衣服、毛布など(汗をかく可能性があるため、衣服は別に用意しておくのがおすすめです)

方法

・お湯の温度は、40度なら20分、41度なら15分、42度なら10分で入浴する

・入浴後は汗かき用の衣服を着て毛布などにくるまり、10~15分保温する

・入浴後の2日後に増える量のピークを迎えるので、頑張る日の2日前がおすすめ

・入浴する前は水分補給を忘れずに!

解説 入浴でヒートショックプロテイン(HSP)を増やすHSP入浴法


HSP入浴法とは、私たちの体の中にあるヒートショックプロテイン(以下HSPとよびます)と呼ばれるタンパクを増やす方法です。

HSPは「ストレスから身を守るための生体防御タンパク」で、1962年にショウジョウバエを使った実験で発見されました。様々な生物が持ち備えている免疫系よりもっと根源的なもので、傷ついたタンパク質を治す働きがあります。実験結果によりいくつか存在する生体防御タンパクの中で熱ストレスで最も誘発されることがわかった「HSP70」を増やし、体の防御機能を高めましょう。

老化予防、医療にも

ちなみに、HSPは入浴以外にもスポーツでも誘導されるので「湯船に浸かるのが苦手!」という方は運動してHSP70を増やすことをおすすめします。また、一般的に老化に伴って酵素やタンパク、HSPが低下するのですが、予防のひとつとして、温泉や運動を行いHSPを増やす方法と良いそうです。

血管機能を改善する効果もあるため、温熱療法として慢性心不全患者さんの治療に取り入れてるクリニックもあります。

おわりに

いかがでしたでしょうか。特別な道具も必要ないので、良かったら試してみてくださいね。

ちなみにどのタイミングで行うかについてお話します。私の場合、体の芯まで冷えたと感じた数日後に風邪を引くことが多く、作業に夢中で気づいたら体が冷えひえになってた時や、寒い所に長くいて食べ物や暖房などでも回復しそうにない時にすることが多い気がします。体温が下がると免疫が下がるそうなので、無意識に体を温めようと考えるのかも知れません。

注意点としては、この入浴法を行うと体が慣れてしまい効果が薄れるそうなので、週2~3回程度にとどめてください。目安として入浴前よりも体温が1~2℃高くなればOKです。お湯の温度は高すぎると細胞を痛めてしまうので少し熱いくらいが良いです。

ABOUT ME
きく
都内の築40年2世帯住宅でオットと2人暮らし、日常キリトリ漫画を描いています